「超」手帳法 野口悠紀雄(著)

手帳法であって手帳法でない。

4062135787 「超」手帳法
野口 悠紀雄

講談社 2006-10-03
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時間と情報を自由に使う

「超」整理手帳の考案者、野口悠紀雄さん。A4を4つ折りサイズにして持ち歩くという、独自の発想から生まれたこの手帳は、僕も愛用させてもらってます。(A5サイズの手帳カバーに挟んで、アイデアマラソンノートと一体化させてますけど。)そんな野口さんが、手帳術について書いた本が『「超」手帳法』です。

タイトル的には誰がどう見ても(?)手帳術の本・・・ですが・・・・

ふたを開けてみると、ただの手帳術ではありません。目次の章立てを見るだけでも、それがよく分かります。

  1. スケジュール時代の到来
  2. タイムマネジメント
  3. メモ
  4. To-Doリスト
  5. IT時代の手帳
  6. 「超」整理手帳

この章立てを見て、手帳術という小さな領域を当てはめるのは不適切でしょう…。仕事術くらいの大きなくくりで見ても問題は無いと思います。内容もそれだけ多岐にわたるわけですし。裏を返せば、時間と情報を効率的に扱うことがいかに大切かを物語っている…とも言えるのでしょう。

究極=真っ白手帳

本当に重要な仕事を抱えていれば、他の用件はすべて排除する。
だから、スケジューリングの最終目的は、「予定表を白くすること」だ。

この一言にはちょっと驚き。軽いパラダイムシフトが起きた感じです^^;

でも、言われてみれば当たり前と言えば当たり前。死活問題的なタスクに追われていたら、他のこと考えたりする余裕なんかなくなりますよね。ちょっとくらい遅れたり失敗したりしてもどうにか許されるタスクは我慢して、目の前の最重要課題に全力で取り組む。これがもっとも効率的なやり方の一つであることは、間違いないと思います。

このほか、メモの取り方やTo-Doリストの使い方などについても便利な使い方が記されています。ここでいうメモの取り方とは、どちらかと言えばアイデアマラソンに近いものです。

また、本編以外に、関連する小コラムが20くらい書かれています。併せて読んでみると理解も深まるし、楽しいし、まさに一石二鳥です。

関連ブログ

さすがに出版後2ヶ月経っているので、見つかりやすいです。「俺と100冊の成功本」でも、アイデアマラソンとの関連(というか、樋口さんとの関連?)を触れていますね。

句とマップ

[tegaki]手帳持ち 時間と情報 自由自在[/tegaki]

読書マップ:「超」手帳法
一ヶ所ズルしてます(苦笑)

おまけ

今日のタグのうち、「時間管理」と「情報整理」は第4回CLAセミナーのキーワードです。残念ながら野口悠紀雄さんはお呼びしませんが、けっこう豪華な人呼びます。(と、あえて名前を伏せてみる)

・・・宣伝失礼しました。