11冊目:論理的に話す方法
「論理」 「パズル」 「数学」 は紙一重?
論理的に話す方法―説得力が倍増する実践トレーニング 小野田 博一 PHP研究所 2005-09 |
副題にもあるとおり、「説得力」をつけるため、さらには「反論力」を付けるための一冊。
理論だけでなく、実践形式(クイズ形式)の問題も数多く含まれているため、
頭のトレーニングにも向いています。
この本でいう「論理的に」話す方法とは、
正しい三段論法や対偶の使い方などの問題です。
「対偶」ってつまり、数学なんかで出てくるあれです。
「Aである ならば Bである」という前提が正しいとき、
対偶である 「Bでない ならば Aでない」は正しい。しかし、これ以外の形式、例えば
「Bである ならば Aである」 や 「Aでない ならば Bでない」
は、必ずしも正しくはない。
文字で書いてみるとこんな感じです。
ここに数式とか妙な定義がゴチャゴチャ入ってくると、分かりづらくなっちゃうのかも・・・。
「理系離れ」のような事と相まって、数学が苦手になってしまうことが
論理力にも繋がって来てしまうのかもしれません。
「数学」として難しく考えるのではなく、この本のように
より身近な具体例を取り上げているような「論理パズル」として
触れる機会を増やすことで、より受け入れやすいものになるのではないでしょうか。
ちょっと頭を捻ってみる。ちょっと疑ってかかってみる。
たまにはそんな機会を増やすことも考えてみてはどうでしょうか^^
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