3日で運がよくなる「そうじ力」 舛田光洋(著)

そうじの効用

4837963625 3日で運がよくなる「そうじ力」
舛田 光洋

三笠書房 2006-09
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自分も未来も輝かせる

smoothさんに遅れること2週間。そうじ本、読了しました。(正確には、韓国でほとんど読んできたんですが。)

舛田さんはそうじ力について、他にも何冊か書かれています。今回取り上げた「3日で~」は、文庫本で簡単に読むこともでき、そうじ事始めにはちょうどいい量です。

そうじの基本とされているのは、二つ。まずは「喚起」。喚起をすることで、部屋にたまったゴミと共にマイナスエネルギーを捨て、外からきれいな空気とプラスエネルギーを取り込みます。舛田さんいわく、都心のように空気が汚れてると思われがちなところでも、喚起はした方がいいんだとか。まあ、空気の循環・流れを作るという意味でも、窓を開けて換気扇回すのは大切ですね。

さらに、もう一つは「捨てる」こと。ただ単にゴミを捨てるというだけでなく、「過去の栄光」「いつか使うと思っている物」など、簡単に捨てられなかったけど実はいらないものをどう処分するかが大切になってきます。どうしても捨てられない場合は、無理せずタオル1枚からでも(=少しでもできるところから)やってみるのが効果的なようです。

そうじって、仮に途中で止めてしまっても、きちんと小分けにしながら作業していれば、やったところまできれいになるものなんですよね。やった分だけ効果が現れる。これもそうじ力の良さかもしれません。

「興味」と「気持ち」の関係

そうじについては簡単に済ませて、もう一点。人脈を活用するためのそうじ力、の部分で具体例にあげられていた、リンゴの例。これは、同じリンゴ3個に対し、ちょっとしたアプローチをします。

一つには「きれいだね」「おいしそう」など、褒める言葉。一つには、「不味そう」など、けなす言葉。最後の一個には、何も声をかけない。こんな感じです。さて、これでどのリンゴが長持ちするか。
褒める言葉をかけられたリンゴが長持ちする、っていうのはだいたい想像がつくと思いますが、問題はその次。「けなす言葉をかけたリンゴ」の方が、「無視されたリンゴ」よりも長持ちします。これ、自分ではちょっと以外だと思ったんですが、どうでしょうか。

「相手をされない事」の方が、「いじめられる」よりも辛い、というわけです。確かに、声かけても無視されたり、同じ生活空間にいて一言も声かけてくれなかったりしたら、ちょっと心が痛みますよね。

「そうじ」から「自分を輝かせる」、「未来を輝かせる」という所まで書かれていました。そうじを通して自分の心も磨いて、こういった冷たい接し方などは無くせるように変わっていくのが、本当の意味での「そうじ力」「そうじ道」なのかもしれません。

句とマップ(クリックで拡大)

[tegaki]部屋磨き 自分も未来も ピカピカに[/tegaki]

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