57冊目：羊たちはもう沈黙しない！
「受動的」では無理？
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羊たちはもう沈黙しない 浅井隆+戦略経済研究所21 第二海援隊 2006-06-12 |
自ら動くための指針
「羊たち」とは、国民のこと。
じっと黙っているのではなく、「おかしい」と思ったことには噛みつかねばならない、
という事を説いた一冊。
一言でまとめてしまうなら、このような感じです。
著者の浅井さんのやる気を感じるところは、
「こうしなければいけない」という意見を述べるだけで終わらせず、
「再生日本21」を設立し、実際に活動を行っている事。
単なる評論としてではなく、自分が先陣を切って動いているわけです。
本書の考え方に惹かれた点として、「末期ガンになったIT社長からの手紙」の
藤田社長と同じような考え方、ということもあります。
メディアのあり方や、匿名性と責任の問題など、かなり近い意見だと思います。
流され続けるのではなく、自分で動くための指針としても。
革命的なものを題材にする以上、やや極論に近くなる部分もあります。
でも、「今のままでは不安」と思う人は、一度手にとってみるといいかもしれません。
