「リーダーシップをとるためのコーチングセミナー」を終えて

リーダーから学んだこと

CLA主催の「リーダーシップをとるためのコーチング」セミナーが開催されました。講師はジェイカレッジや100冊倶楽部でもお世話になっている、コーチ&パートナーズの河合由紀さん。

セミナー自体は、楽しい雰囲気のワーク、盛り上がっていた懇親会を含め、無事に終える事ができたと思います。コーチングの細かい内容については、後々の書籍紹介で触れる事にして、今回はあえて省略。代わりに、セミナー運営の流れ、学んだ事などについて、簡単にまとめてみたいと思います。少々長いですが、お付き合いください(概略は円グラフ参照)。

セミナー開始を決めるまで…

CLAで運営するイベント・セミナーの特徴は、「運営は基本的に学生と若手社会人が担う」というものです。これは、まだ人を動かす経験の少ない学生・社会人に対し、プロジェクト運営をする経験を与え、その過程を通して成長していく事を目的としています。CLAは、次世代を担う、現場の駆動輪となって動くことのできるリーダーの育成と交流の場とも言えます。

このようなCLAで、今回のコーチングセミナーは僕がリーダーを勤めさせてもらいました。きっかけは、「プロジェクトを動かすなかで、チームメンバーが壁にぶつかったり、あるいは自分がぶつかってしまった時に、コミュニケーションを通してそれを解消できるようなスキルが、リーダーには必要ではないか」と思ったことです。

スタッフ募集:苦悩の始まり

上記のような内容を元に、河合さんと打ち合わせをし…骨組みまでは決まったのですが、一方で大きな問題が発生。スタッフが集まらない、という事態です。5月にCLAでセミナーが2件あった事も含め、スタッフが自発的に動ける環境を作りたい、という思いもあり…こちらから強く働きかける事はしませんでした。

誰かが動いてくれる…そんな期待とは裏腹に、時間だけが過ぎる日々。気づいたらセミナー1ヶ月前、となってしまいました。

反省:まずは自分が動きましょう

自発的に動いて欲しい…とは言うものの、だからと言って自分が何もしなければ、まったく方針もビジョンも見えず、また信頼も生まれず、ついていこうにもついていけない…端から見ればそんなリーダーになっていたんだと思います。

まずは自分が先頭に立って、大まかな方向性・ビジョンを示しきらなければ、安心してついてこれない。振り返ってみれば、ビジョンをある程度示したものの、方向性や予定をまとめきれていなかった、という不十分な状態でした。リーダー経験を通して学んだ、一つ目の事です。

分担、集客:リーダーとしての立ち回り

さて、どうにかスタッフを集め、これでOK…となればよかったのですが、そうもいきません。作業がうまく進まなかったり、集客に手こずったり…セミナーギリギリまで、大きな壁が立ちはだかっていました。

学び:自分スタイルのリーダーで!

前述の「スタッフが自発的に…」という所にも関連しますが、自分がスタッフならば積極的にやっていた作業を、リーダーという立場になったときにあえて行わずにいたという事がありました。…それが結果として、運営がうまく進まないことにつながったわけです。

セミナー内で紹介されたPM理論にもあるように、リーダーの姿は人それぞれ。メンバーにうまく立ち回ってもらえる環境を作れる人もいれば、自分が先頭で走りつつ、少しずつメンバーを巻き込むリーダーもいる…そんな風に考えた時、吹っ切れることができました。

自分が走っていたら、周りもついてきてくれた

後半は特に時間が足りないこともあり、自分ができるところはとにかくやる、というスタイルに戻しました。不思議な物で、こうして作業を中心になってやっていると「これ、やります!」とスタッフからも声が。結局、自分は先頭に立って走りつつ、自然とメンバーを巻き込める環境を作り出す方が性に合ってる、という事に行き着きました。

今後に向けて

司会やスピーチの経験なども含め、細かい点ではまだまだ学んだ事もありますが…特に大きく分けて2点、まとめておきます。

  • まずはビジョンを示しつつ、自分で動く
  • リーダータイプは人それぞれ。基本スタイルは変えなくてもいい

本当はこれに加えて、人が自然に動ける環境を作って行ければよかったのですが…これは次回以降の課題にします。まだまだCLAで学び、活動できる機会もありますから。

バタバタしながら、苦労しながら行ったセミナー運営。辛かったことは事実ですが、それ以上に得た物は大きかったです。そして何より、自分が成長できたことだけでなく、セミナーを通して、講師の河合さん、参加者の皆さん、スタッフが楽しみ、喜んでくれた事が一番の収穫です。満点は付けられずとも、及第点には到達した…そんなセミナーを提供できたのではないかと思います。

創造のタネ

自分のリーダー像として提示した、「自分が先頭に走りつつ、自然に周りを巻き込んでいける」姿。これが最適なのかどうかは分かりませんが、こうして一本の軸を立てる事で、それに沿った動き方ができるのは事実です。

一つ重要なのは、いわゆる「典型的な」リーダー像をマネしようとするのではなく、自分に合ったリーダー像を見据えておくことだと思います。リーダー像に限らず、自分のありたい姿を明確にすることは大切ですよね。

編集後記

今回はマインドマップ講習会でお世話になった方や、いつもコメントいただいているLuckyUSさんなどにもお会いできました。色々な所でお世話になっている人に、こうしてお会いできるのも嬉しいことです。

最後は話をガラッと変えまして…。

今日はWordPressオフ会@倉敷、です!実はいま、実況中継……と言いたかったのですが、体調の関係上、欠席。来年こそは参加させてもらいます(苦笑)。


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