リーダーに求められるコアスキル・コアマインド(CLAセミナー・橋口寛さん)

「パートナーシップ時代のリーダーシップ」セミナー

CLAで主催した「パートナーシップ時代のリーダーシップ」セミナーに参加してきました。今回の講師は橋口寛さん。「パートナーシップ・マネジメント」の著者であり、最近では「ブレイクアウトストラテジー」の監修も行っています。

セルフ・ヘルプ」「バリューファースト」「マルチ・ビューポイント」という3つのパートナーシップマインド(こちらは書籍を参照)の上に積み上げるべき、コア・マインドとコア・スキルについて語っていただきました。

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コア・マインドとコア・スキルはそれぞれ8つずつ紹介されましたが、その中でも特に心に残った部分・これから心がけていきたいところについて抜き出してみます。

コア・マインド

No Excuse

No Excuse、言い訳をしないこと。言い訳をすると予防線を張ることにもなって、自分としては楽になります。その分、相手にとってはマイナスにしかなりません。結果として、信頼の損失にも繋がってしまいます。

プロフェッショナルとしての礼儀、というか、一つの覚悟、ですね。

終わりを意識する

物事には必ず終わりがある、ということですが、言い換えれば「死生観」、死を意識する事の重要性です。「これで最後かも知れない」と思うことで、どんなことに対しても濃い接し方ができるようになる…。実際に実行するのは簡単では無いですが、常に意識できるようにしていきたい事です。

コア・スキル

高く跳ぶ

「目標を高く設定すること」とも言えますが、物事をメタレベルで見直す必要があるくらい高い目標を作り、それを越えていくことで大きな成長ができる、という側面もあります。常に高みを目指していくには必要不可欠ですね。

自ら決める

意思決定の心得。リーダーであるなら、意思決定の責任を負う覚悟は必要です。みんなの意見を聞き入れたうえで、「どれにしようか?」ではなく「これにしよう!」と最終的な決断を出せるのがリーダー、というわけです。

田坂さんの「意思決定12の心得」なんかでも触れられていますね。

創造のタネ

中盤で行ったワークについてご紹介。一つは「9点問題」(一筆書きで9個の点を通るようにする)という比較的有名な(?)もので、もう一つは「ケーキカット問題」。

ケーキカット問題とは、「円形のケーキを4回まっすぐに切って、できるだけ多く分割するする」という問題。ちなみに最高は「16」です。

9点問題でもケーキカット問題でも、「思考の枠組みを一度外す」事が解決につながります。普段「あたりまえ」に思っているところから、どうやって脱却するか。簡単なようで以外と難しいことですが、これも日頃から地道に訓練するのが一番の方法です。

ちなみに答えの切り方は…(略)。書いてしまうともったいないので、メール等いただければご連絡します(笑)。

おまけ:橋口さんの自己紹介

…あんなに笑えて楽しめる自己紹介は初めてでした。参加者である土`川さんのブログでも触れられてます(音声付き)ので、よろしかったらそちらも合わせてどうぞ。

※土`川さん・橋口さんとも、「100人100冊100%」の著者です。

編集後記

今後のCLAセミナー予定は…

どちらも「超」がつくほどおすすめです!