自分の脳とうまく付き合うには(一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方)

読書マインドマップ:一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方

チームハックス」に続いて、佐々木正悟さんの「一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方」をご紹介。

仕事に取りかかろうとするはずが、ついメールチェックで時間を使ってしまったり。英語の勉強をすればいいのに、その時間をmixiやYouTube、ニコニコ動画にあててしまったり…。そんなやる気の無駄遣いに悩むあなた。あるいは、「今年は○○をやろう!」と思いつつ、実行しないまま年末になってしまったあなた。

(書いてて自分も耳が痛いですが)

「やる気」の仕組みを知った上で、正しいやり方をしていけばきっと変わる…はず。

[tegaki]やる気出す 脳にも限界 あるんです(´・ω・`)[/tegaki]

やる気に関する幻想、過信を消し去る

やる気を出す前に、最初に書かれているのは「やる気の幻想」。

  • やる気はいくらでもある
  • やる気は何でもできる
  • やる気は自由にコントロールできる

と、ついつい考えてしまいがちな「幻想」を打破することがスタートになります。これをやっておかないと、せっかくやる気が発揮されたときでも「思うようにいかなかった」とマイナス思考になって、悪循環に陥る可能性大、です…。

やる気と上手く付き合うポイントは

「やる気にも限界はある」と理解した上で、どう付き合っていくか。やる気と付き合うというよりは、それを与えてくれる脳との付き合い方、になりますが…ポイントは「脳との二人三脚」。やる気を間違った方向に使ったり(冒頭の例)、過剰な期待をしたりすると、脳と自分の協調や信頼が保たれなくなり、物事がはかどらなくなってしまいます。

脳が与えてくれるやる気は、あくまで「何かを」行うためのやる気。それを活かすも殺すも、無駄なことに使うも重要なことに使うも、すべて自分の意思次第。自分が本当にやりたいことは何なのかを考えた上で、やる気を使っていけるようにしたいですね。

なお、具体的な方法については、フローチャート形式で自分に合った処方箋(緊急事態? とか、社会的意義がある? とか)が分かるようになっています。ぜひ本書を手にとってご覧下さい。

創造のタネ

やる気を活かせるかどうかは自分次第、と書きましたが、そこに関連して。

自分自身の内面(無意識的な自分、とでも言いますか…)にすら信頼してもらえない、協調してもらえない状態では、他人との協調作業もはかどりにくそうです。仲間との関係がうまく行かないようなとき、一歩引いてみて「自分自身、信頼できるような行動をしているだろうか?」と自問自答してみるのも手かもしれません。

逆に、チームメンバーや仲間とうまく信頼関係が築けているなら、自分自身との協調も自然と上手く行きそうな気がします。「自分自身への過大評価(or過小評価?)」が足を引っ張る原因になりそうですが、そこはチームハックスを上手く使って、他人からアドバイスしてもらうのがよさそうです。

一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方
一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方

  • 佐々木 正悟
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編集後記

OILSHOPデザインワークスの油屋さんとのやりとりで、Podcastの配信先が決まりました。テーマが確定したら通知しますのでお楽しみに!…場所が場所なので、ちょっと緊張もしてます。