情報を自由に発信できる環境と、そこから生じる責任(神田さん・勝間さんのセミナー音声を聞いて)

神田さん・勝間さんセミナー音声

週刊ダイヤモンド2月9日号の読者プレゼント音声が公開されました。さっそく聞きながらiMindMapでまとめてみました。描きながら思うところがあったので、少し書きつづってみます。

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Do!

セントラルイメージに書いた「Do!」の文字は「やるかやらないかが大きな分かれ道」というもの。

例えば勝間さんが以前セミナー時に「今日のことをブログに書いてください」と宿題を出された時、それを実際にやるのは…わずか3割。もちろん、普通のセミナーは著作権的な物もあるだろうし書きづらい気持ちもあるでしょうが、講師自ら「どうぞ書いて下さい」と言っている場合でもこの割合です。

このように1歩踏み出して行動するかどうかが分かれ道になっている、というわけです。

出さないよりは出した方がいい、まずは発信してみよう、と。

情報発信の責任

とはいえ、「何でもかんでも発言すればいいか」…というと、それも難しいところです。

情報が溢れてきて、次に問われてくるのは「発言した内容に関する責任」。

「受信した側が必要かどうか判断すればいい」という考えもありますが、それはあくまで「発信した側が向けたターゲットと自分が違っていた場合」の事。つまり、その時の情報は発信者側が「○○という人には聞いて欲しい、役立てて欲しい」という思いがあって発信したものである、ということ。この場合に初めて、「受信者側が取捨選択すればいい」というところが出てくると思います。

「とりあえず自動で情報を出しておけば、お金につながるだろう」とか、このような考え方の場合…言い換えれば、目的が「受信者のため」ではなく「自分(発信者)のため」の場合。このような場合も受信者側が取捨選択することは可能ですが…発信者側にも問題はあると思います。

匿名・実名 よりも 公開・非公開

※この話題、一歩間違うと炎上につながりそうですが…あえて載せます。

よく「匿名・実名」の問題が取り上げられる事はありますが、どちらにせよ「情報を発信している」ということは同じです。2chで取り上げられようが、ジャーナリストの実名ブログで取り上げられようが、話題性を持って広がる事は同じ。

今回の音声を聞いて感じたのは、「実名or匿名」の問題より、「公開or非公開」の問題の方が重要ではないかということ。

例えば、非公開の場(非公開設定にしたブログとか)では、いくら書いたところで見られるのは自分だけ。周りへの影響は皆無です。

一方、公開された場(2chでも一般のブログでも、はてなの匿名ダイアリーでも)で情報を発信した場合、その内容は一気に広がります。これはコミュニティ内でも同じです。mixiの日記が炎上につながって…という事件、聞き覚えがある方もいらっしゃると思います。

では、もっと小規模のコミュニティだったら…?例えば、10人程度で共有しているグループブログの時は?最終的に、どの範囲まで情報が広がるか?

程度の違いはあれ、共通して言えるのは「自分以外の誰かに影響を与えている」こと。誰か他の人に対して発信したなら、少なからずその発信内容は影響をもたらすことになります。

自分が発言したことによって、どのような影響が出てくるか?その情報が広がることで、どんな変化が生じるだろうか?

「情報を発信できる自由」という権利を行使するなら、その際はその裏にある「発信した内容に対する責任を持つこと」も忘れないようにするべきだと思います。

まとめてみると

ダラダラと書いてしまった感があるので、まとめてみます。

情報が価値を持つ時代、「伝えたい」という強い思いがあるなら情報を発信するべきだし、実行しなければ始まらない。一昔前(Web環境が整っていなかった頃)に比べると、自由に情報が発信できるようになったし、その利点は活用する方がいい。ただし、「自由に発信できる」という権利を行使するなら、それと同時に「責任」もしっかり意識するべき。

編集後記

偉そうなことを書いておいて、「じゃあ淺田はどうなんだ?」と問われるとまだまだ未熟なところだらけです…。でも、こうやって意識しながら情報発信を行っていくことで、少しずつでも成長していければ、と思ってます。

ブログを開設してもうすぐ3年。4年目の創造マラソンも、自分の軸を大事にしつつ情報発信していきたいと思います。今後ともよろしくお願いします!