マインドマップの実践編(仕事に役立つマインドマップ)

仕事に役立つマインドマップ―眠っている脳が目覚めるレッスン

トニーブザン公認の本、3冊目が出ました。「仕事に役立つマインドマップ」です。原題は「MIND MAPS(C) at WORK」。タイトル通り、マインドマップの実践編です。ただし、マインドマップの実例が集まっているというよりは、「使い方の理論」が凝縮されているという感じです。入門書として使うのは少し厳しいかもしれませんので、ご注意を。

本書の装丁ですが…基本的には白黒です。マインドマップのみ、カラー版が巻頭に収録されている、という形になっています。1600円というお値段を考えると、仕方ないですかね… 😕

「頭の中で」

本書で載っていた事例の中で「クレーム対処」というのがありましたが、そこでは「頭の中でマインドマップ的にまとめる」ということが書かれています。30秒、1分といった短い時間の中では、手書きでマインドマップを書く余裕なんかありません。その場で的確に判断し、クレームに対してどう反応するか。そのための一つの方法が、「頭の中でマインドマップを描く」という事になるわけです。

一朝一夕ではきついかもしれませんが、タスクリストやミッションなどを頭の中でマインドマップ化する練習あたりから初めてみると、そのうち自然にできるようになるかもしれません。

ソリューション・ファインダー

脳の働きを端的に示していた言葉が、「ソリューション・ファインダー」。「ソリューションフォーカス」といった本もありますが、考え方としては近いでしょう。Problem Solver(問題を解決する)として脳を使った場合、焦点が当たっているのはあくまで「問題」。「現状」と「理想の状態」があったとすれば、意識するのは「現状」ということになります。

こうするのではなく、「Solution Finder(解決策を見つけ出す)」として脳を使おう、ということが提案されています。「今がどうか」ということより、「最終的にどうありたいか?」というところに視点を当ててみる、ということですね。これによって、それまで以上に「理想の状態」に向けて進む事が可能になります。

仕事に役立つマインドマップ―眠っている脳が目覚めるレッスン
仕事に役立つマインドマップ―眠っている脳が目覚めるレッスン

  • トニー・ブザン
  • ASIN: 4478001421
  • [単行本]
  • 価格: ¥ 1,680
  • ダイヤモンド社
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マインドマップの描き方はだいたい分かったけど、具体的にどのように使いこなしたらいいか分からない…そんな人におすすめの1冊です。

Mind Maps at Work: How to Be the Best at Your Job And Still Have Time to Play Mind Maps at Work

編集後記

今日はマインドマップの教育カンファレンスです。マインドマップコンテスト、どんな結果になってるかな〜 🙄

さをんさんU1さんrakuさん、ほか、よろしくお願いします :mrgreen: