「偏った英語」勉強法(レバレッジ英語勉強法)
再び本田さんの新刊、「レバレッジ英語勉強法」。一晩で一気に読んでしまいました。…あとは実践あるのみ(苦笑)。
普通の勉強法とは異なり、自分の興味がある分野、仕事で必要とする分野に特化して(レバレッジをかけて)勉強する、というスタンスをとっています。幅広くしっかり勉強したい、という方にはちょっと不向きです。「仕事で必要だから」「洋書や海外のサイトから、自分の好きなジャンルの情報を得たいから」という感じで目的がしっかりしてる方には、効果が出やすい1冊だと思います。
話すための「偏った」英語
「偏った英語」。本書のキーワードです。
翻訳業のように幅広く英語の知識を必要とする方からみれば「けしからん!」となるかもしれませんが、実用の面から見れば合理的。自分が必要とする分野について、そのジャンルで会話ができるような単語力や背景知識を仕入れておく…というやり方です。
そうすると事前に必要となるのは、「どんな分野で掘り下げたいか?」というリスト化。闇雲に勉強しようとすると手を広げすぎて破綻することが出てくるので、方向性をしっかり定めるのが第一ステップです。自分の場合で言えば、英語を必要とするジャンルは
- 大学での研究分野(ヒューマンエラーやテキストマイニングなど)
- Web技術
- lifehack・仕事術
といった部分が大半。この他、学会などで海外に行った際の日常会話なども必要となるので、まずはその辺りを掘り下げるのが第一歩です(この場合、無理にCNNとか聞いても効果は薄いわけです)。
コロケーションで学ぶ
よく使う言い回しについては、「getやhave+前置詞」のような簡単なものを覚えておくと効果的、ということも触れられています。実際に辞書を引いてみると分かりますが、「基本的な動詞+○○」という組み合わせだけでも膨大な数が存在します。むやみやたらと難しい単語を覚えるよりは、簡単な言い回しを多く使いこなせる方が楽です。
※あまり難しい単語を使って、相手が理解してくれない可能性もありますし。
英語学習コミュニティの「iKnow」でも、動詞のコロケーションに特化した番組があります。レバレッジ英語のスタンスからすれば、特にこの部分は役に立つと思いますので、興味がありましたら合わせて使ってみて下さい 🙂
- レバレッジ英語勉強法
- 本田 直之
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編集後記
衝動買いの本が恐ろしいことになりました。…つい買いすぎ。
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