スコトーマと「見えるもの」(苫米地英人さん出版記念講演)
紀伊国屋ホールで行われた、苫米地英人さんの講演会に出席してきました。400人の席があっという間に埋まったというセミナー。公演中に「広めて欲しい」的な話も多くされていたので、さっそくブログにUPしておきます。
…なお、めずらしくピュアカラー12本を忘れたため、手持ちの3色ペンで描いたマインドマップとなっています。見づらくてすみません…。
英語の本の出版記念でしたが、内容は英語というより、「脳と心の洗い方」のお話という感じでした。
スコトーマ
今回のキーワードは「スコトーマ」。スコトーマ(Scotoma)とは、一言で言えば盲点のこと。とは言っても、実際の盲点のように「本当に見えない」ものではなくて、「見えているはずなのに見えていないもの」です。
例えば、「いつも使ってる時計のデザインを描いてください」と言われて、実際に描いてみると細かい点がずれていることには気づくと思います。普段見ているはずのものでも、詳細は覚えていない、という事実。そして、デザインを確認するために時計を見ると、今度は「では、今は何時何分でした?」と聞かれても「?」となります。デザインを見る、というところに集中すると、今度は普段見ているはずの時間が見えなくなる…ということです。
自分にとって「その時に」「重要である」と思った部分だけが見えて、その他の部分は省略されて見える…これがスコトーマの効果、というわけです。ここに書いた通り、「その時に = 時と場合によって変化する」というのもポイント。
さて、こんなスコトーマと、洗脳・生き方といったテーマがどう絡まってくるか。
詳しく書くのも大変なので、一気に結論まで飛ばします 🙂
スコトーマとComforte Zone
Comfort Zoneとは、文字通り「快適な場」。ただ、ここでは物理的な場所ではなく、「快適な条件の範囲」といった意味です。例えば気温で言ったら、「20度ぴったり」ではなく「18度〜22度くらい」のようなZone、ということです。
さて、Comfort Zoneは自分にとって「快適な」場所なので、もちろん「重要な」場所です。ということで、ここにスコトーマが生じます。…さらに言うなら、「それ以外の部分は(不快なので=重要でないので)見えなくなってしまう」というおまけ付きです。
そのため、Comfort Zoneから脱出しようとする(=自分を変えようとする)と、不快な場所にいたくない…という心理が働いて、結局は元の場所に戻ろうとしてしまう…ということになります。
石井裕之さんの「心のブレーキの外し方」などに書かれている「潜在意識の現状維持メカニズム」の話と一緒ですね。
何も対策をしないと、スコトーマによって見えない情報が必要となるため、うまく行かずに終わってしまう。そこで、見えていないものを見えるようにする(スコトーマを外す)必要が出てきます。
そのための方法論とは、「自分にとって達成できそうにないほどの夢を、ゴールに掲げてみる」こと。今のままではできない(スコトーマによって見えない)、だから不快…と思いたいところですが、それがゴールである以上は快楽のポイントになります。
ならば、「不快だから達成したくない」ではなく「見えないから不快なんだ、見えるようにしよう」と気持ちの持ち方が変わってくるわけです。あとはそのゴールに対し、自然と今あるべき姿も出てくる、という寸法。この辺りはマインドマップと絡めてみると、さらに効果が高まってくるかもしれません。
以上、こんなところで。
かなり端折ってしまいましたが、また今後も苫米地さんの本で触れられると思いますので、そちらもご参考にしていただけたらと思います。
PX2セミナー
最後に宣伝。苫米地先生が現在手がけているPX2というプログラムがあります。BWFジャパンのページにPX2セミナーの話は書かれていますので、参考までに。…なお、このページ、Firefoxでは見ない方がよさそうです。
編集後記
やっぱり3色だと、いつものマインドマップとは雰囲気違っちゃいますね〜 🙄
ディスカッション
コメント一覧
スコトーマって言うんですか。おもしろそうですね。
でも潜在意識の持ち方はやっぱりとっても大事ですよね!
淺田さん、こんにちは。
スコトーマってそういう意味なんですね。
やはり鍵は「快」なんですねぇ、「深い」です(笑)
コメントありがとうございます!
≫ イヴォンヌさん
「スコトーマ」という単語自体、まだあまり浸透してないかも、ですね〜。
ちなみに「スコトーマ」でぐぐると、苫米地さんのブログについでここが2位になりました 😎
≫ LuckyUSさん
> やはり鍵は「快」なんですねぇ、「深い」です(笑)
座布団一枚!
苫米地はオームシスターを洗脳して非難を浴び 隠れていたやつであり
スピリチュアルリズムの著者でもチベット密教はカルトだと批判してるのに、なぜチベット密教のカギュ派のアジャリの資格を取るのか?
第二のオウムになる可能性が非常に高くこんな危険人物の宣伝はやめたほうがよく 仏教の解釈の我流であり信用できる人物ではない!
騙されていることにきずいたほうがいい