全体像を把握する(地頭力を鍛える)
細谷功さんの「地頭力を鍛える」。以前にiMindMapのメモだけ載せてそれっきりでしたが(汗)、改めてUPしてみます。
フェルミ推定
本書のサブタイトルにもあるフェルミ推定とは、「シカゴにピアノの調律師は何人いるか?」とか、「山手線は1日に何人を輸送しているか?」とか、答えがない、またはあったとしても(よほどの統計マニアでない限りは)知らないような数値を短時間で概算するための方法です。
このときのポイントは、以下の3つ。
- 限られた情報で
- 適切なモデルを設定して
- できるだけ簡単に(手短に)
フェルミ推定の目的はあくまで「概算する」ことで、細かい正解を出すことではありません。プロジェクトであったら最初の方針を立てるための判断基準にするのが目的。数値そのものではなく、だいたいの桁数が分かればいい…とか、その程度のレベルです。
大きなプロジェクトになればなるほど、俯瞰図を手に入れるのは大切です。テストデータをいくつか集めるのも必要ですが、あまりに適当に熱めすぎると「そのテストデータがテストになりうるか?」という問題まで出てきます。これでは本末転倒ですね… 🙄
注意点(?)
フェルミ推定の際、モデル化するところはちょっと注意が必要です。
対象によっては、分解したり省略したりすると全く違うものになってしまうことがあります。考えやすいようにバラバラにしていくことは大切ですが、元に戻らないくらいバラバラにしてしまったらNGです。可能な限り簡単にしつつ、全体としての特性は残しつつ。そんな感じのバランスが必要です。
本書で載っているような事例では特に問題ないと思いますが、「何でもかんでもバラバラにして細かく考えればうまくいくんだ!」と考えていると足下をすくわれることもあります。あくまで目的は「全体像を把握する」ことです。
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本書に関連して…ビジネス選書セミナーにて、著者である細谷さんがセミナーを行います(6月24日火曜日)。まだ席はあるようですので、ご興味がありましたらどうぞ!
編集後記
※水曜分…です。日付変わりましたけどorz
がっつり書こうとすると時間が足りなくなるけど、手抜きな投稿はしたくない。でも時間が足りない。でも毎日投稿したい。でも(ry
…単なるワガママですかね。
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