English?いいえ、Globishです:『世界のグロービッシュ 1500語で通じる驚異の英会話術』

2013年2月11日

まだ読中の本なんですが、昨日紹介したまたよしさんの本に一部通じるところがあったのでザッとご紹介。「1500語」というタイトルにも表現されているように、「コミュニケーションするための道具」としての機能を前面に打ち出した、「通じれば十分」と考えた場合の英語(というかグロービッシュ)論とその学習法です。

読みながら学べます

もともと本書は洋書として出版されていたGlobishの本を翻訳したものになっています。そのため、本の作りとして、見開きで左側ページが英語、右側ページが日本語となっており、普通の書籍として読むだけでなく、そのままGlobishの練習にも使える一石二鳥なものになってますw

また、左側ページも実際は英語というよりGlobishで書かれています。Globishで必要とされる1500語+文法をメインとして作成されており、それ以上の単語に関しては注釈付き・・・という構成です。実際には1500語と言ってもIとかmyとか中学1年レベルの英単語も含めてですから、単語リストの中で覚えるべき語数はかなり少なく、学習の負担も減ってくると思います 🙂

使って覚える

基礎を学んだら、後は実践あるのみ。「Globishができる」事が重要なのではなく、「Globishを利用してコミュニケーションを図ることで何かを成し遂げる」事ができて初めて意味があります。

iPhoneアプリの開発に着手するなら、分からないところを調べたり、コミュニティサイトの中で積極的に質問してみたり、あるいは自分が教えられそうな内容だったらアドバイスを返信してみたり。言葉自体は片言であったとしても、それを通じてコミュニケーションが成立していればそれで十分なわけです。

僕自身、結構完璧主義に走ってなかなか英語を使っていなかったのですが、職場で米国人の教員と会話したり、シミュレーションセンターの見学に来た海外の人になんとかコミュニケーションを取ろうと頑張っているうちに、「片言でもちゃんと通じてはいるじゃん!」と実感できるようになりました(「コミュニケーション、ちゃんと取れてるから十分だよ」と言ってもらえたときは、かなり嬉しかった)。

もちろん、片言で満足してスキルを磨かないのは問題あるかもしれませんが、コミュニケーションスキルの第一歩としてはGlobishを身につけておけばかなり便利になるでしょう。

コミュニケーションの範囲を増やせば増やすほど、新しい世界を知ることができ、視野も広げていく事ができます。Globish片手に世界に踏み出してみませんか?

世界のグロービッシュ ─1500語で通じる驚異の英語術
ジャン=ポール・ネリエール, デービット・ホン
東洋経済新報社 ( 2011-03-18 )
ISBN: 9784492044209

編集後記

アプリ実機テスト中。タスクを入力して予測時間が出るだけでも、こんなに便利になるとは思わなかったw