会計士と落語家と歌手の話を聞いてきた。

いきなり「なんのこっちゃ」と思われるかもしれませんが、立派な公演です。田中靖浩さん、立川志の吉さん、英一郎さんの三人がそれぞれ全く違った内容でお話。(実はちゃんと繋がっているわけですが。)
さすがに落語や歌をマップにするのは気が引ける…というか、そもそも初めから書く気なかったし、始まったら聞き入ってたし(笑)。てなワケで、マップに残ったのは田中さんの「内部統制」に関するお話だけです。

以下、内容をごく簡単に。

第一部:内部統制
最近よく聞く「内部統制」とは何か。背景的な物から(発表資料を忘れても)しっかり解説。「数字は見るな!」の田中さんらしく、難しすぎる用語は使わず、数字も出ず。それでいて内容は分かりやすく。

第二部:落語「藪入り」
「藪入り」とは、丁稚奉公(でっちぼうこう)に行った子供が、盆と正月に親元に帰ってくる事。この落語は、その「藪入り」の前夜から始まります。笑いの中で、人情味も溢れる、色々考えさせられる落語。

第三部:心の歌
「藪入り」、さらには「部落差別」の内容も歌われている事で、放送禁止にもなってしまった「竹田の子守歌」など、4曲。どれもメロディーだけでなく、歌詞がまた素晴らしい歌でした。人と人のつながり、大切です。

(最後。勝手に名前つけました)
第四部:「絆」
「藪入り」を終えて、主人の元に返った子供(志の吉さん)。親からもらったおみやげには、母のおにぎり、そして父の手紙。
英一郎さんの音楽が流れる中、田中さんが手紙を読み始める。息子に対する、父の思い。その中で語られていた、「忠を尽くす」。そのことについて考える息子。「仕事をもっと頑張れって事かな?」「コンプライアンスをしっかりしろって事かな?(笑)」

考えた末、「もっと心を込めて仕事をする」という答えにたどり着く。「忠って字は、心の中って書くんだから」。

そして、「上を向いて歩こう」の歌で終演。

初めは会計の話だったものが、終わってみればしっかりと「絆」の話に発展していました。今年の1月、ジェイカレッジで初共演してから、共に活動をする機会が増えた田中さんと志の吉さん。こういった交流から、新しい何かが生まれてくる事もあるのでしょうね。(また1月、ジェイカレッジに来ていただけたら…とも、ちょっと思ってます)

[tegaki]人と人 絆を育む 忠義の志[/tegaki]
セミナー:会計士x落語家x歌手