スコトーマを外して「最高の自分」になる(本当はすごい私)

苫米地英人さんの「本当はすごい私」。以前、紀伊國屋のセミナーで聞いた「スコトーマ」の話が背景にあります。

自分の中の思いこみ、周りの環境によって「作られた(=奴隷化した)自分」から、本当の自分、最高の自分になるための手助けとなる1冊。巻末にはそのために適宜見返すべきカード(クレド的なもの)が10枚ついています。

石井裕之さんの「心のブレーキの外し方」や、本田直之さん監修の「脳が教える! 1つの習慣」などと合わせて読むのもよいかと。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

スコトーマを外す話、抽象度を上げる思考の話などは以前のセミナーでも触れられてましたし、詳しくは本書で。また、ホメオスタシスの話や「少しずつゴールを変えていく」話なんかは、上記の書籍と関連した内容ですね〜。

3つの物差しを捨てる

本当の自分を見つけるステップの中で「とりあえずのゴールを設定する」というものが載っていますが、その際に障壁となる(=捨てるべき)3つの物差し、というものを列挙してみます。

周囲の他人:ドリームキラー
他人との比較はNG。自分は自分、他人は他人。「あなたには無理だから」なんて言ってくる人は最大のドリームキラー。
社会の価値観
資本主義が100%悪いとは言いませんが…拝金主義とか、サバイバル戦争になっていたりとか…そんな中での価値観では、幸せになれません。常識を常識と思うな、ってところでしょうか。
仮想の自分
「もしあのとき、こうだったら」という仮想はNG。仮に過去を塗り替えることができても、今が変わってるかどうかは分からない。だったらそんなことを考えずに、未来を見ましょう、と。

これらの物差しを捨ててゴールを設定することで、最高の自分を見つける一歩につながります。考えてみると、これらの物差しに影響を受けてしまったら、完成するのは「他人によって作られた自分」。どう考えても「本当の自分」にはなれませんよね。

なお、このときのゴールは実現は不可能なものでもいいので、have to ではなく want to を設定すること。・・「やらなくてはならない=他人に使われている」状態を求めるのが「本当の自分」では寂しすぎますよね 😯

付録カードは名刺サイズでコンパクトなので、サイフなり名刺入れなりに入れておけばOKでしょう :mrgreen:

編集後記

iPhoneなんかいらない。

そう思ってた時期もありました。